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雑草の役割

レンタル農園などで野菜作りをしている方々の多くは、農薬や化学肥料などを使わずに有機栽培を試みていらっしゃるのではないでしょうか。有機栽培を行う上でポイントとなってくるのは、雑草の存在でもあります。草むしりをすることに慣れている現代人は、なかなかいらっしゃらないのではないかと思われますが、雑草を増やさないためには、まずは雑草を抜く必要があります。さらには、雑草には種を持って増えるものもあれば、根を張って増えるものもあります。「種」から増える雑草に関しては雑草が種をつける前に、その雑草を刈り取ってしまうことなどが必要となってくるでしょう。「根」から増える雑草に関しては、なかなか手こずることもあるかとは思いますが、きちんと雑草と向き合うことで、時間をかけながらうまく畑の中で野菜と雑草が共存していくといったような環境作りができてくるはずです。実際には雑草にも自然界の中での役割はあります。また野菜づくりにおいても雑草が役立つこともあるのです。時々、雑草がはびこった手入れがされていない畑をなどをみかけると、実に不思議なこともあるものです。手入れのされていない畑のお隣さんなどから飛んでくる野菜の種が、翌年になって雑草の中でのびのびと育っていることもあるのです。雑草があることによって土の保湿性が高まったり、防虫防病などの守護神となってくるれることもあるようです。植物にとっての住みやすい環境を作るということが何よりも大切なのですから、雑草ををライバル視し過ぎたり、敵対視するのではなく、うまく野菜作りに活かしていくと言ったことも知恵の一つとなるでしょう。

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