昨今、問題となっている環境問題の中には、頭を悩ませる問題が多くありますが、農業に関する土壌作り問題などは、今後の私達の食卓に並ぶ野菜たちの栄養価に大きな栄養を与えそうです。

都市部においては、農業を営む人々の姿などは、壊滅状態であるといって良いほど、都心部には、農園風景などは全く見られません。地方では、豊かな田園風景や農業用の農地が、母なる大地と言わんばかりに地平線まで広がりを見せるような地域もありますが、その母なる大地の土壌に、いくつかの問題点が見え隠れするようになってきました。

近代農業の幕開けとともに、農作物の大量生産が行われるようになり、農機具の機械化なども含め、あらゆる農品目において大量生産が可能となってきました。そのような中で、より良い農作物を短期間で作る為に、化学肥料を用いたり、農作業の効率化をはかる上で、農薬を使用したりする中で、同じ農地での連作などが頻繁化し、日本全体の土壌が年々、乏しくなっている現状があるようです。

それまでは、土壌に蓄えられていたミネラルなどの有機物、無機物が減少し、現在では、痩せこけた大地で農作物が作られている為、作られた野菜や穀類の栄養価が明らかに低下している事が懸念されています。

現実的な対策としては、野菜だけでは足りない栄養素をサプリメントなどから摂取する方法などが、打開策としてもあげられていますが、地球環境の観点などからみても、土壌環境の改善は、早急なピッチで行われるべきでるのかもしれません。

Archicass 自然栽培の魅力 TOPへ