現在「じゃがいも」は、スナック類などの原料として日本では全国的に生産されています。ですが日本にじゃがいもが持ち込まれた当初は、食用としてではなく観葉植物として人々の間で楽しまれていたようです。

じゃがいもは、世界遺産のマチュピチュの段々畑でも栽培されていた歴史の古い作物でもあります。じゃがいもを多く食べる文化は、世界各国に見られます。その中でもドイツはじゃがいもとの関係性が深い文化圏のひとつではないでしょうか。日本でもジャーマンポテトなどが知られていますね。

ヨーロッパ地方には、スペイン人がじゃがいもを持ち込んだと言われています。17世紀の末頃から、ドイツでもじゃがいもが作られるようになりました。といっても、初めて見るじゃがいもの姿に、多くの人はその調理方法が分からなかったようです。じゃがいもが、美味しく栄養素の多い作物だということが知られるようになるまでに、おおよそ100年ほどかかったなどとも伝えられています。

ドイツの人々がジャガイモを好んで食べる理由の一つに、 じゃがいも、環境的に強い性質を持った作物であるということに関係しているようです。じゃがいもは、 ドイツで他の作物が乏しく、食料不足による飢饉であったような時でも、ドイツの気候によくマッチした事から人々の大切な食料として生産が拡大されていったようです。

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